血栓形成能解析システムT-TAS®は、心筋梗塞、脳梗塞、エコノミークラス症候群などの血栓症について、その主要因となる白色血栓形成を定量的に解析する装置です。
血栓は、血液凝固・血小板・線溶・血管及び血流等の多種多様な要因の複合的影響により形成され、その後血栓症を発症します。
生活習慣病患者の増加もあり、血栓症患者は年々増加傾向にあります。また、近年は高齢者のみならず若年層の患者も増加していると言われています。(血栓症予備軍も増加しています)
これまで世の中には、心筋梗塞や脳梗塞の主要因である白色血栓形成を定量的に解析する装置は存在しませんでした。T-TAS®は、マイクロチップ内に病的血管を再現することにより、血栓症に関与する様々な因子を反映させた血栓形成の複合的解析を可能とする装置です。従来測定機器と比較し、血流条件下での測定が可能な為、より生体内に近い反応を解析することが出来ます。血栓症の予防及び適正な薬剤治療への応用を目指して開発を進めています。
詳しくは、T-TAS®特設サイトをご覧ください。